GIVE & TAKE: 「与える人」こそ成功する時代

どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「GIVE & TAKE: 「与える人」こそ成功する時代」です
2013年4月9日発行 著者 アダム・グラントさん 訳 楠木建さん

「ギブ&テイク」とは、この世の中を形成する当たりまえの原理原則に思える。しかしこれからの時代、その“常識”が果たして通用するのかどうか―著者の問題提起が、アメリカで大論議を巻き起こしている。
(Google Books引用)

・ギバーのマインドってどんなマインド?
・具体的にギバーになる方法がわからない
・何を根拠にギバーが成功するのか?

また、ギバー、テイカー、マッチャーという3種類の人間がいる

3種類の人間
世の中には3種類の人間がいるということが
「GIVE & TAKE: 「与える人」こそ成功する時代」ではでてくる

GIVEする(惜しみなく与える)人
相手が何を求めているかに注意を払い、受け取る以上に与えようとする

家族や友人に対しては、多くの人がギバー
”見返りを求めず、何かをやってあげる”人

テイカー
TAKEする、与える以上に多くを受け取ろうとする人

常に自分の利益になるように持っていき、相手の必要性よりも自分の利益を優先する人

この人たちは冷酷でも非情でもなく、自己防衛的な人

「お前のものは俺のもの、俺のものは俺のもの」タイプたまに優しい感じで与えることもありますが、打算的で多くが受け取る

マッチャー
Match 損得のバランスを考える人です。
常に公平で、人を助ける時は見返りを求め、助けられた時はお返しをする

逆に嫌なことをされたら、仕返し相手の出方に合わせてギブアンドテイクをする

「やられたらやり返す」こういう感覚

家族の前ではギバーだが、仕事になるとマッチャーになる傾向

この中で誰が一番成功するか?というと
実は、ギバーが一番成功する
で誰が一番成功しないかというとギバー

どういうことか?ギバーは成功者に一番近いけど、遠くにもなり得る

ギバーの特徴
受け取る以上に与えようとするギバーはこんな特徴がある
ギバーの特徴
・(うまくやらないと)テイカーに食い物にされる
・与えることで人脈の輪が広がる
→この人脈の輪では伝染するように人はギバーになっていく
・人を育てる力に長けている
・緩いコミュニケーションを使い、かなりの時間を費やして相手側の視点を理解しようとする

与えることで人脈の輪が広がる
人脈というのは財産、宝と言われてますが、人脈は新しい人、アイデアと繋がるための魅力的な方法

ギバーはギブを先にするので、自分の周りの人々を助ける

自分と関係する人の輪が広がり、影響力を増やしていく

そして誰かにHELP(TAKE)を求めた際は、自分ではなく、他の困っている人のHELPということが多い

このように与えることで、自分の評判がよくなり、自分の可能性がどんどん広がっていく
与えることは自分の殻を破るための自然な方法

テイカーやマッチャーはこう言った人脈の輪を広げられない

テイカーは受け取るが先にくるため、このような輪は作れない

マッチャーも、見返りを期待してギブするので、同様

自己成就予言とは、他人から期待されると、期待された人はその通りに優秀になる

会社で上司が、部下を期待して接していると、部下がミスをしても”学びのいい機会”と捉えたり、その人のやる気を引出そうと考えたりして、結果として大きな成果をあげることにつながっていく

ギバーはどんな他人にも可能性を感じて接しているので、人を育てることができる

一方テイカーは他人を信じていないので、部下のやる気と成長を妨げてしまう
「出るくいは打たれる」をする

マッチャーは自己成就予言を引き起こすことができる
見返りを気にするので、「この人は優秀」と思った時だけできる
「優秀じゃない」と感じると、メリットがないので引き起こせない

ギバーは可能性の片鱗が見え隠れする前に、全ての人に可能性を見出そうとする

天賦の才能は生まれつきか?
我々は、「一流アスリートは元から才能がある人」と思いがち

しかし、結局人を伸ばすきっかけは”やる気”だということがわかってきている

一流のピアニストやスポーツ選手などを調査したところ、”生まれながら才能に恵まれてたわけではなかった”ということが判明している

一流の選手の元で教わっていたのではなく、多くがギバーの先生に教えてもらっていたという

子供に思いやりを持って、飽きさせない工夫や、練習を苦にさせない楽しいレッスンをするので、子供は毎回レッスンにいくのが”楽しみ”という感覚を続けて、一流になった

かの有名な”マイケルジョーダン(バスケ選手)”はテイカーと言われており、選手時代は「もっと報酬を高くすべき」とテイカーらしい発言を繰り返していた

監督として就任しても「もっと報酬を高くすべき」と言っていたり、選手をけなしたりしていたことであまりいい成績を得られなかった

緩いコミュニケーション
成績優秀な営業マンはみなギバーということが判明している

よくあるケースで想像して欲しいのですが、
お店などへ行き、商品を見ていると、「これは非常にいい〇〇でして、、、」と話しかけられて、うっとしいと思った経験は?
このように話してくる営業マンはおそらくあまり成績はない

ギバーで優秀な営業マンは、”質問をします”

「この店には以前いらしたことがありますか?」「何かスポーツはやっていましたか?」「普段どちらでお買い物をされますか?」
優秀な営業マンは、基本的なことを質問し相手の立場を理解しようとする

何が狙いなのか?というと、「相手に話す喜び」を提供したい

人は話せば話すほど、そのグループに好意が増していき、営業マンは話してもないのに、勝手に話した側は営業マンに好感を持つようになる

営業マンは相手の立場を知り、お客さまを助けることが仕事と考える

保険業や金融業、コンサルなど様々な業界でこのようなギバーの考え方の人が非常に優秀な成績を納めている

成功するギバーと成功しないギバーの違い

ギバーが一番成功するが、一番成功しないのもギバーだと
何が成功するギバーと成功しないギバーを分けるのか?

答えは成功するギバーは他者志向で、成功しないギバーは自己犠牲的ということ

他者志向とは、他者利益にも関心は高いけど、自己利益の関心も高い人のこと

一方自己犠牲的なギバーは、他者利益への関心は高いけど、自己利益への関心は高くない人

自己犠牲タイプのギバーは、仕事の目的、効果、貢献している気がしないと燃えつき、幸せと感じない

他者志向のギバーは、自己犠牲のギバーより、受け取ることが多く、やりがいなども見つかる

学校の先生なら、子供に「ありがとう」と感謝(ギブ)されるとやりがいが出てくるが、感謝されず、ただ相手の子供のためにと自己犠牲を繰り返しているとだんだん心も疲労してきて、燃えつきてしまう
自分のことも大切にすることも大事ということ

テイカー=行動しない人、インプットだけする人
マッチャー=待っているのが基本の人(いい世の中になればいいのにと願っているだけの人)
ギバー=行動する人、先に動く人、アウトプットする人

 

ギバーになって成功したい人は是非読んでみてください


 

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