193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実 MIND OVER MONEY


どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実 MIND OVER MONEY 」です
2017年 6月24日 著者クラウディア・ハモンドさん 訳 木糸巳さん

【本の内容】

メンタリストDaiGoさん推薦!人がお金を支配するのか?お金が人を支配するのか?心理学を一般の人にもわかりやすく伝えるとして英国でも定評のある著者が、誰もが気になるお金というテーマで心の不思議を紹介します (Google Books引用)

人とお金の関係
お金は麻薬か、それとも手段か

お金を手にしたときと、食べ物でも趣味でも自分が好きな物を手にしたときの脳の反応はとてもよく似ているとされている

脳神経の報酬系が反応し、快楽のもととなるドーパミンが大量に放出され、お金に限らずクーポン券のようにお金の代わりになるものであれば、脳は同様の反応を示す

ドーパミンが放出されるのはその場でお金を獲得したとき
お金をこれからもらえるという「見込み」の場合、脳はまた別の部位が活性化する
人間の脳内では現物のお金とお金の見込みを別物だと認識していることになる

現金を手に入れたとしても、実際には報酬と消費が直結していない
現金にあるのは、それで何か欲しいものを買えるという約束にすぎないからだ

人間は「お金そのもの」に魅力を感じ、惹き寄せられ、手にしたいと感じている

お金と麻薬は同じであることがわかる

お金は、欲しいものが買えるという手段であるからこそ人はお金を欲しがるのだともいえる

人間とお金の関係はどこから始まるのか?
著名なイタリア人心理学者、アナ・ベルティとアナ・ボンビの研究によると、4~5歳の子供たちは全般に、お金がどこから来るのかわかっていないという

意外なことではないが、ほかの調査研究も合わせて推測されるのは、子供たちが主に、お金に関する情報を親から得ている

子供時代には、お小遣いをもらう経験を通じて、お金のやり繰りを学ぶ
算数が得意だと、寄付したり貯金したりしていることが多いことが米国の調査でわかっている

親が子供にお金についてきちんと話し、計算力が身につくよう励ましてやることは、将来子供が大人になってからお金と健全につきあうための土台になる

お金とわたしたちの関係の終わりは、わたしたちの死ぬときになるが、驚くべきことに、お金は死についての思いと強く結びついている

ポーランドの心理学者、トマシュ・ザレスキウィッツが行なった、死への不安感を測る質問に答えてもらう実験において、事前に札束を数えたグループは、そうしなかったグループよりも不安感が少なかったという

ザレスキウィッツは、どのくらいのお金があればお金持ちか、という質問に答えてもらう実験も行なった。事前に死についての恐怖についてアンケートをとったグループは、歯医者に行く恐怖についてアンケートをとったグループよりも大きな金額を挙げた

これらの調査からは、人は死について思うとき、お金を使うことよりも持っていることで慰められるということがわかる

貯金をするために実践できること
クレジットカードや電子マネーよりも、現金を使うようにすると無駄遣いを減らせる

電子マネーで買物をする時は現金で買うときの状況をイメージしてみる

考察2, 無駄遣いを減らすためにできること
セールス情報に触れたり、自分がお得だと感じる時ほど無駄金を使いやすい
高い買い物をした後ほど気が大きくなって、普段はしない買物もしてしまう
自分が得していると感じた時ほど浪費してしまうのが人間の性
人の脳はお得な情報に弱いので、本当に得なのか数字で冷静に考える

今自分が使おうとしているお金で、他に何ができるのか?このお金を使って新しい経験や体験、サービスを買うことが出来ないのか考える

 

「人間は損をしたくないし、後悔もしたくない
それでいて、自分だけは得をしたい、特別だと思いたい」という感情が強く働いている生き物
お金が絡むと利己的になる
高級レストランやブランド品に価値を感じるのも、高い金額を払うことによる価値を自分で見いだしている所がある
後悔したくないから安心という名目で保険を買う

「貧すれば鈍する」お金に無頓着や稼げない人は不感症というか?自分の快不快がわからない人が多い気がする

人付き合いにおいても、金銭感覚が近い人の方が長く付き合える
離婚の先駆けとなる出来事に金銭感覚の違いが最も多く挙げられていることを鑑みれば納得できる

お金が人の心理にどう影響を与えているのか包括的にまとめた、本である
お金と向き合いたい人お金の本質を見つめたい人、お金とは?と問いかけたい人にオススメ

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