100円のコーラを1000円で売る方法②

どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「100円のコーラを1000円で売る方法②」です
20012年9月9日発行 著者永井孝尚さん

【本の内容】

「サムスンにできて日本企業にできない壁」に、主人公の宮前久美が挑戦!ポーターやランチェスターから、「失敗の本質」「ストーリーとしての競争戦略」まで、この1冊でビジネス戦略がわかる!..
(Google Books引用)

やらないことを決める差別化戦略
リーダー企業は、下位企業が”差別化戦略”を仕掛けてくると、それを真似した”模倣戦略”を取ることが多い。

リーダー企業が真似できないくらい、徹底的に差別化を図る

戦略は「何をやらないか」を決めるために立てる

参入障壁の築き方
他者の真似をして拡大するのではなく、差別化をさらに推し進めて極める

顧客を熟知している圧倒的勝者がいて、しかも市場規模が小さくて参入しても旨味が小さいので他社もあえてこの市場に参入しようとしない

その商品を使って価値を得るユーザーがどれだけ満足しているかが大切。

顧客に関する知識と、それに応える技術(ノウハウ)で、競合他社が参入できないよう、高い障壁を作る

自分たちの顧客やユーザーが本当に望んでいるものが何か、とことん考え抜くこと
顧客中心に考える必要性を説いている

デジタルマーケティングのようなツールドリブンな設計に陥いってしまう

大掛かりな宣伝を打とうとすることが、悪いことではないが、本質を見極める
宣伝の前になにをすべきか足並みをそろえ
会社やプロジェクトを進めていくこと

商品をどんな商品にするかやどのように売るかなどの商品周りの話ではなく業界全体でみたときの商品の立ち位置をどうするか?

同質化(模倣)戦略
差別化戦略
ランチェスター戦略(強者の戦略、弱者の戦略)

戦略の話がだけでなく、その戦略を実行する際に現れるであろう抵抗勢力についても詳しく描かれている

過去の成功にしがみついているものや自身ではアクションは起こさず自分の領域のことだけを考えているものなど様々な身内

戦略を変える、企業の何かを変えるというところには必ず人との摩擦が起きる

抵抗勢力に対してどう対峙すれば良いのかは本書の対象外となっている

チームで動くことの必要性また多様性(ダイバーシティ)についても書かれている

1人でやっているとどうしても苦手な領域は出てくると思いますがチームで動くことでその領域を別の人が補ってくれる

そういったことが自然に発生するためには多様性が必要

強いチームとは1人のスーパーマンがいるのではなくメンバー全員で知恵を出し合って勝つチーム

その場合は単純な足し算ではなく掛け算になることが理想的な状態

「100円のコーラを1000円で売る方法」に登場する駒沢商会は業界でのトップシェアを誇っているわけではなく、競争地位別戦略でいうチャレンジャー

チャレンジャーの基本戦略とは差別化戦略になる

差別化戦略について具体的にどう行なっていくかが書かれている

仮説思考で明確な目的を持ち検証ができる状態にすること
論点思考で問題を整理し選択と集中を行うこと
圧倒的に顧客を熟知し独自の技術を有すること
上記のことを行うことで参入障壁を築き上げ差別化をきわめること

「100円のコーラを1000円で売る方法」に登場する競合企業のバリューマックス者はトップシェアを誇るリーダー企業
駒沢商会が差別化戦略で攻めてくるのに対して同質化戦略にて対抗

差別化してきているチャレンジャー企業に対してリーダーはなぜ同質化戦略をとるべきなのか?また取った際のメリットは何なのか? を物語中での話に加え実例でも書くことで具体的にイメージがつく

スモールビジネスや弱者だと思えている人はオススメ

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