どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは「運命の法則―「好運の女神」と付き合うための15章」です
2015年3月19日 著者 天外伺朗さん
【本の内容】
ロボット犬『AIBO』の生みの親が教える、好運の育てかた
ソニーの第一線で活躍しつづけている科学者が、研究生活を通じて発見した“目に見えない流れ”に乗るためのヒント
(Google Books引用)
ソニーの元社員であり、運命論で有名な著者(本名は土井利忠さんロボット犬「AIBO」の開発などを手がけた技術者)による、運を考える本
運という目に見えない、しかし確実に人生で実感するものの正体について、理解が深まる内容
成果を出す社員に報い、結果を出せない社員のクビを切るアメリカ型の人事制度の問題
人のモチベーションアップは、地位や報酬だけでは限界がある
むしろ、成果や報酬という餌によって、社員のやる気、内発的な動機付けが弱くなり、おまけに、失敗によるリスクを恐れるようになる
能力や成果、目に見えそうなものだけを基準に社員を評価することで、失敗=罰と社員が受け止め、そこで働く社員の意識がまとまりにくくなり、チームワークが乱れ、会社の業績も落ちる
失敗をとがめられる会社では、社員はリスクを犯すことがなくなり、新しい発想、創造性に飛んだ行動ができなくなる
人は外的な環境に順応するため、仮の人格であるペルソナの仮面をかぶり、キャラを演じる
人には様々なペルソナがあり、状況や場面によって、ペルソナを使い分ける
ペルソナはよそ行きの顔であり、そこで表現されない感情、好ましくない人格は、シャドー(影)となり、無意識の世界に抑圧されていく
シャドーが普段意識に現れることはないが、抑圧された感情は、漠然としたカタチで、意識に現れてくる
運が悪いときはジタバタしない。運が悪いことを認め受け入れ、ジタバタしない
やがて運が好転し始める
運が悪いときは、運が良くなるときへの「貸し」だと思っておけばいい
人は生まれたときからトラウマを持っている
このトラウマを乗り越えることで、人は自分を信頼することを学ぶ
自分を信頼できるようになると、他者を肯定できるようになる
すると、物事の捉え方が楽観的になり、いろんな場面でジタバタしなくなり、余裕ができる
人生、何かが上手くいったとき、成功が続いたとき、多くのファンができたときなど、良いことが続くときこそ危険
幸運に傲慢になり、自我が誇大し、うぬぼれ、思い上がっていく
良いことが続いたときこそ、注意する
幸運不運は表裏一体
もし、すべての出来事を淡々と受け入れることができるのであれば、塞翁が馬の教えは人生で役に立つ
良いことにも悪いことにもつながる
ある出来事が不運か幸運なのかは時間が経たないと分からない
ツイてないときも、不幸が続くように思えても、淡々とし、長い目で考える努力をする
運という、非科学的、しかく確実にある我々の人生を影響する「ナニカ」
物事が上手くいくとき、なぜかトラブルが続くとき、運を考えずにはいられませんが、この本を読むと、運とは何なのか、どう考えればいいか、運についての理解が深まる
運がないなーと感じてる人、人生面白くないなーって人にオススメ
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