科学がつきとめた「運のいい人」

どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「科学がつきとめた「運のいい人」
2019年5月30日発行 著者 中野 信子さん

「運のいい脳」に変えてみませんか?「日本一優秀な頭脳の持ち主」の称号を得た美人脳科学者が教える、強運になる方法!運がいい人と悪い人って絶対いますよね
では「運がいい人」というのはいったいどんな人なのでしょう?そのことを優秀な脳科学者である著者が科学的に語ってくれました(Google Books引用)

運は一見非科学的なものであり、科学的に扱うような対象ではないと感じる人もいる
しかし、非科学的に感じるものであっても、科学者の目でていねいに分析すると、科学的な根拠が見つけられる

「運がいい・悪い」を考える際にまず忘れてはならないポイントは、私たちの身の回りには「見えない」運・不運が無数にあるということ

普段通っている道に、100万円が入った封筒が落ちていたとする
しかし、その日に限って別の道を選択したために、100万円を拾うことはなかった
いつもと違う道を選んだ点で運を逃しているが、当の本人には「運が悪かった」という自覚は生まれない

私たちはつい、目に見える運・不運だけに着目しがち
その裏側には、何倍、何十倍もの自覚できない、検証できない運・不運があることを知っておくこと必要

こう捉えると、誰にでも公平に運は降り注いでいる

それでも世の中は、運がいい人と悪い人に分かれている

公平に降り注ぐ運を上手にキャッチできる人、不運を上手に防げる人、あるいは不運を幸運に変えられる人などが、「運がいい人」ということになる

この運がいい人といわれる人たちを観察すると、共通の行動パターン、物事のとらえ方、考え方などが見える

「単に運に恵まれている」わけではなく、平等に降り注ぐ「運」を生かす行動や考え方をしているということ

それらは科学的に説明を付けることができる

「運をよくするための行動や考え方」について、脳科学の知見をもとに解説してくれている

運がよくなるために、今の自分とは違った人になるために努力することは、かえって「運のいい人」から自分を遠ざけていってしまう

脳には人それぞれ特徴があり、それによって個性がつくられている

人間の脳は、安心感、安定感、落ち着きを感じさせるセロトニン、「やる気」をもたらすドーパミン、集中力を高めるノルアドレナリンなどの神経伝達物質を出すことがわかている

これらは私たちが健康に生きていくために必要であるが、増えすぎると脳や体に悪影響を与える。そのため、それらを分解し、全体量のバランスをとるモノアミン酸化酵素という物質が存在する。この酵素はその分解の度合いに遺伝的な個人差があり、これがひとつの脳の個性を生み出す

分解の度合いが低いタイプの女性の脳は、幸福を感じやすい脳だといわれている。特に度合いが低いタイプの人は、幸福度が高い一方で、反社会的行動をとりやすいとも考えられている。一見矛盾しているように感じるかもしれないが、モノアミン酸化酵素の分解の度合いが弱いということは、セロトニンの分泌量が多いということを指す

すなわち、セロトニンによる安心感を強く感じるために、その反対の不安感がない

先のことを考えるからこそ不安感は生じる

セロトニンの分泌が多いと、「いまがよければいい」といった、反社会的行動をとりやすくなる
なお、モノアミン酸化酵素の分解の度合いが低い男性は、攻撃的なタイプになるといわれている

このように私たちの脳は、自分では変えることのできない生まれつきの個性を持っている

自分の脳の特徴を自覚することでこの個性に対処していくことはできるが、全く変えてしまうことは不可能
自分を変えるというのはそもそも至難の業

そこで視点を変えて、「いまの自分を最大限に生かす」方法を考える
新しい何かを習得するのではなく、自分の体、自分の価値観など、すでに自分が持っているありとあらゆるものを生かしていく

これが運のいい人になる第一歩である

ここで運がいい人の5つの特徴をあげてみる

世界の中心に自分をすえる
運のいい人になるためには、今の自分を変えようとするのではなく、「いまの自分を最大限に生かす」

脳には、セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質がある

それらの量は人によって異なります。自分を変えようとする行為というのは、生まれ持った神経伝達物質の量を変えるようなものなので、至難の技

だから、自分を世間の標準に合わせることなく、今の自分を最大限に生かすことが、運のいい人になるための絶対条件

自分は運がいいと決める
運がいい人になるためには、運がいいという根拠がなくても「自分は運がいいと決める」のが、現実にも運が良くなってくる

何か失敗してしまったとしても、その失敗が起こったことが「運がいい」と思えていたら努力のする余地が生まれる

逆に、運が悪いと思ってしまったら、努力を怠ってしまって、また同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高まる

運がいいと思っている人と悪いと思っている人とで、同じことが事象が起こったとしても、捉え方によってその後が変わってくる

運がいいと決めている人は、嫌なことが起こっても、嫌な気分になることは少ないでしょうし対処方法も違ってくることはない

その結果、将来的にも、おのずと人生で運がいいことが増えてくる

他人と共に生きることを目指す
運がいい人は、自分さえよければいいと考えるのではなく、他人のことを思いやれる人

このことは、生物の歴史が教えてくれている
例えば、滅びてしまったネアンデルタール人は、脳全体は大きかった
前頭葉が現代人類よりも小さく前頭葉というのは、前頭連合野という未来を見通す力や利他の概念、社会性などの人間らしい思考を行なう部分がある場所

これらの、他人と共存するために必要な部分が発達していなかったために、進化の過程で生き残ることができなかった
あえていうと、運悪く滅びてしまった

ここから学べるのは、人間は一人では生きていけないので、他人と協力し合うことで、運を発揮しやすくなるということ
助け合いの精神があることで、思わぬ幸運をつかむこともできる

自分の幸せのものさしで決める
自分の価値観が明確になっていない人は、他人の意見や一般的な価値観に流されてしまう人生を送ってしまうことになる
そのため、他人にとって都合のいい自分、世間からみてマシな自分になるために努力してしまう恐れがある
それではどう考えたって、不運な人生でしかない

運がいい人生というのは、自分なりの価値観によって決めた、目的や目標を持った人生を歩むことが必須条件

目的や目標が明確になっていれば、「やる気」を出すドーパミンが分泌されて、達成するための行動につながる
すると自ずと、運を手繰り寄せることができる

自分以外のために祈る
「祈る」という行為は、ベータエンドルフィンという脳を活性化させる働きがある物質が分泌されて、体の免疫力を高めてくれる

さらに、記憶力や集中力が増すことでも知られている

そしてこの「祈る」ときには、より多くの人の幸福を考えた方が、願いが叶いやすくなり家族や仲間、同僚のために祈ると、自分もより頑張ることができるようになる
こうした「祈り」こそが、生きる意味に気がつくキッカケとなり、活力を発揮してくれる源になる場合がある

運のいい人生を歩もう
これらを実行することによって、自分の身に起きた幸運に気付きやすくなる

運がいい人生を歩むためには、難しいことをやる必要がない

運が最近悪いなー運気を上げたいなーって人はオススメ

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