どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「新版 ランチェスター戦略 「弱者逆転」の法則 小さくても儲かる会社になる「勝ち方」」です
2018年3月20日出版 著者福永雅文さん
小さくても、弱くても、勝てます!弱者が強者に勝つための戦略理論体系、「ランチェスター戦略」の真髄と、しっかり儲けて勝ち残るための具体的な実戦法(著者は実践と言わず、あえて“実戦”と言っています)を、ランチェスター戦略コンサルティングの第一人者が伝授します。自ら戦場(局所)を定め、集中し、敵に優る力を投入して勝つ
(Google Books)
弱者が強者に勝つための戦略理論体系、「ランチェスター戦略」の真髄と、しっかり儲けて勝ち残るための具体的な実戦法
自ら戦場(局所)を定め、集中し、敵に優る力を投入して勝つ
こランチェスター戦略の真髄を、50を超える豊富な事例を示しながら、個別の戦略・戦術を策定し実行するうえでのポイントから、導入の際に生じる課題の解決法までを解説している
「3対1の法則」「射程距離理論」「ナンバーワン主義」「一点集中主義」「『足下の敵』攻撃の法則」など、ランチェスター戦略の極意を具体的に紹介
普遍的でかつ実践的、速効性のある手法であるランチェスター戦略は、とくに“弱者”ですぐに効果が出るため、中小零細企業や起業家での導入実績が相次いでいる
2005年発行のロングセラー『ランチェスター戦略「弱者逆転」の法則』を、時代の変化に合わせて全面的に改訂した、“勝ち残りたい”中小企業経営者、新規事業を立ち上げるビジネスリーダー、起業家必携の書
ランチェスター戦略の要約
事業単位でそれぞれ戦い方が別れる
・弱者(市場シェア2位以下)
局地戦、接近戦、一騎打ち戦
・強者(市場シェア第一位)
広域戦、確率戦、遠隔戦
弱者は市場を細分化して1位になれる場所を探す
セグメントの方法は地域や商品、顧客、販売チャネルなど多岐に渡る(≒差別化)
差別化の5つの個別戦略
* 局地戦
* 接近戦(顧客に対して)
* 一騎打ち(フルラインの商品に対して1商品など)
* 一点集中
* 陽動作戦(強者はmeetしてくるため、囮の広告や営業活動など)
強者は以下の5つの個別作戦を使用する
* 広域戦
* 確率戦
* 遠隔戦(顧客に直接よりも広告宣伝などのフル活用)
* 物量戦(莫大な広告費など)
* 誘導戦(先手を打って弱者をおびき寄せる)
市場占拠率
→これを参考に目標値、現状の立ち位置を把握する
日本のマーケットが伸びることはない=ライバルからシェアを奪う
そのためには上には局地戦を挑み、下には強者の戦略を取りかつモノマネをする
新規で市場に参入するときは、プロダクトライフサイクルごとに戦略が違う
ポイントは弱者には弱者なりの戦い方があるということ
ランチェスター戦略とは、自分たちが勝てる土俵で勝負すること
つまり、特定の分野に総力をつぎ込んで差別化をはかる必要がある
当然のことながら弱小企業は大手に比べて、
* 資本力
* ブランド力
* 顧客のカバー率
これらには足元にも及ばない
敵の弱点や自分たちの得意分野などある一定の分野の差別化をはかり、収益を上げていく必要がある
そしてランチェスター戦略には3つのポイントがあります。
* ナンバーワン主義
* 一点集中主義
* 「足下の敵」攻撃の法則
今回はこの3点についてもう少し深堀していく
先ほども述べた通り、弱者は何らかの点が強者よりも秀でていなければならない
ただ単にちょっと強いだけではなく、圧倒的な1位を目指す必要がある
3倍程度の差をつけるとトップを奪われることが少ない
逆に相手を追い抜きたかったら特定の分野において相手よりも3倍のパワーを出せば大企業にも勝つことができる
すべての分野において弱小企業が大企業に勝つのはとても難しい
何か一つの点で3倍のリソースをさけばある程度の収益は見込める
3倍の差をつけると聞くと難易度が高そうに思えるが、それだけ弱者が強者に勝つというのは難しいということ
弱者は強者に総合力で勝負をすると勝ち目がない
そこで戦う土俵をひとつにしぼること
自分たちがおこなっているビジネスを細分化
何で勝負をするのかを選択し、そこに集中させる
* 商品
* 地域
* 顧客層
大企業はたくさんの商品や全国展開、幅広い顧客層にリーチしているのが強み
反対に浅く広くになっているので、狭く深く攻めればどこかの点では上回ることは可能
しっかりと自分たちのビジネスやライバルを分析し、選択と集中を考えることが大切
自分たちの得意を伸ばし自分のオリジナルを出していく
理想はライバルの弱点と自分の強みが一致すること
「足下の敵」攻撃の法則
攻めではなく守るときは自分のワンランク下の相手を攻撃目標にする
必要な戦略は弱者の戦力ではなく、強者の戦略
相手よりも高い資金力やブランド力などを使って相手の商品を真似したりしてシェアを奪う
多くの人は気づいていると思いますが、札束の殴り合いになれば基本的に弱者には勝ち目がない
自分よりもランクが下の企業と戦うときは自分たちのリソースをフル活用して倒す
* 強者に挑むときは追随できないほどの差別化をはかる
* 弱者を攻撃するときは相手の模倣などで差別化を無効化する
一つひとつの局面に対して最適な戦略を取れるようになる
弱者は強者に何の策もなく挑むと負ける
適切な選択と集中をはかれば下剋上も可能
ランチェスター戦略は小手先のテクニックではなくかなり本質的
ずっと役に立つ戦略
教養として一読してみるといのもアリかも
何も無いと思う人、弱いな何も無いなって言う人にはオススメ
コメント