どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 知的人生設計のすすめ 」です
2017年8月5日発行 著者 橘玲さん
自由な人生を誰もが願う
国、会社、家族に依存せず生きるには経済的独立すなわち十分な資産が必要だ
1億円の資産保有を経済的独立とすれば欧米や日本では特別な才は要らず勤勉と倹約それに共稼ぎで目標に到達する
黄金の羽根とは制度の歪みがもたらす幸運のこと。手に入れると大きな利益を得る
(Google Books引用)
お金に関する知識として、この本以上に役に立つものはないんじゃないかと
税金や保険のことなど、学校では教えてくれなかったけど、知ってたらすごく人生楽になることを教えてくれる本
本の内容は大きく3つ。
1. 黄金の羽根って何?
2. お金持ちになる方法は結局一つしかない
3. サラリーマンは税金を惜しみなく奪われる
1.黄金の羽根って何?
簡単にいうと、見つけたら儲かる美味しい機会のこと
* 人気すぎて買えない日韓ワールドカップのチケットが、外国人の友達がいれば簡単に買えることに気づいた
* 銀行で住宅ローンを組んで家を買おうとすると年3%の利子を払わないといけないが、法人を作って投資名目で家を買おうとすると日本政策金融公庫から年0.4%の利子でお金を借りれることに気づいた
* 5年以上雇用保険に入っていると、国から30万円の教育訓練給付金がもらえることに気づき、タダで英会話学校に通った
ただしそうゆう美味しい機会(黄金の羽根)は多くの人が見つけるとすぐ無くなってしまうから、だいたい人が気が付かないところに落ちてる
自分で調べて探さないと見つからないよという話
お金持ちになる方法は結局一つしかない
実はお金持ちの方程式がある
資産形成=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)
だから、お金持ちになるには「収入を増やし、支出を減らし、運用利回りを上げる」しかない
著者は、トマス・スタンリーとウィリアム・ダンゴの『となりの億万長者』を取り上げ、
スタンリーたちは、アメリカの典型的な億万長者が、ニューヨークのペントハウスではなく、労働者階級の暮らす下町のありふれた家に住んでいることを発見しました。彼らは安物のスーツを着て、頑丈だか燃費の良い車を乗りつぶし、周囲は誰もこの質素な一家が億万長者とは気づきません
億万長者が六本木ヒルズではなくあなたの隣にいるのは、お金を使えばお金はたまらないから
収入が上がっても支出を上げない(生活レベルを維持する)ことができるかどうかが大切
資産運用に関しては、投資しないことが最高の投資とのこと。
株式投資について
短期投資はギャンブルであり、長期投資も儲かるとは限らない
不動産投資について
不動産投資= 家を買うこと(マイホーム含め)は、その金額の大きさから、一回やるとその人の資産運用はそれで終わるリスクの高い投資
「どうせなら家は買ったほうが得」は不動産屋のセールストークに過ぎない
生命保険について
生命保険は死ぬとお金がもらえる不幸のギャンブル
若くてお金がないのに子どもがいるみたいな、自分が死ぬと大切な人が路頭に迷うような状況でない限り、入る必要はない
そしてもし入るにしても共済系で、最低限の保証で、掛け捨ての、月の掛け金が少ない保険に入るのがいい
3.サラリーマンは税金を惜しみなく奪われる
サラリーマンは税の源泉徴収制度から逃げられない
所得税+住民税の実質税率は4.7%(年収600万円、所得控除後)で、そこに社会保険料を加えると実質税率は19.1%(社会保険料はりっぱな税なのです)になる
さらに、保険料の会社負担分は人件費であり、そもそも労働者であるあなたの給料に含まれるはずのもの
これを加えると、なんと実質税率は29.3%!収入の約3割が税金で国に吸い取られてる
だからサラリーマンやめて独立して、個人事業主や法人になると税は自己申告制になる
そして経費も使えるから合法的に節税ができて、お金が圧倒的に早くたまりますよ、という話
ちなみに一般的に言われるサラリーマンの生涯収入3億円が何に消えていくかというと、
* 税・社会保険費 6000万円
* 住居費 7000万円
* 保険料 1000万円
* 教育費(子供二人として) 4000万円
* 可処分所得 1億2000万円
限られた収入の中で、人はすべての望みをかなえることはできない
子どもを育て、十分な教育を与えたければ、ほかのものをあきらめる
この単純な理由から、世間一般の通念に反して、「子供がいる家庭はマイホームをあきらめるべきだ」という結論が導かれる
住宅ローンを組む際に、それまで蓄えたキャッシュを頭金として吐き出さなくてはならない
現金がない状態で子どもに多額の教育費がかかるようになると、資金繰りがつかず、家計は簡単に破綻してしまうから
可処分所得1億2000万は多いように見えますが、老後の資金に3000万ほど必要と
サラリーマン人生は年200万で生活する
盆暮れに家族で帰省したりするともう赤ちょうちんで一杯やるお金にも窮するようにる
経済的にゆとりのある生活を子どもと一緒に送りたいなら、家・保険・税金のどれかをなんとかして削らないといけない
改訂版で大きく追加された部分としては、著者がサラリーマンをやめて独立したきっかけが詳しくかかれている
お金のことや今後の働き方を考えてる方にオススメ
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