どうも管理人の963KUMAです
本日のテーマは、「成功者はなぜ、帝王學を学ぶのか: 人を救う人だけに、天は運を与える」です
2017年5月1日発行 著者 中野博さん
失われた叡智がいま明らかに…。学ぶ者を成功に導き、幸せにする學問―大実業家・渋沢栄一の「成功の法則」が現代に甦る。
(Google Books引用)
成功をするために必要なことを説いた本はたくさんある
実際にそれらを読んで成功できるかは分からない
莫大な富を手にしたとしても、周囲からは批判され、寂しそうに見えるのならば、それを成功と呼ぶかは意見の分かれるところ
とりわけ物心ついたときにはすでに平成不況だった今の30代以下にとってみれば、「お金=成功」は幻想
「頑張れば報われる」という価値観は崩壊して、成功の定義は多様化している
このアフターコロナ成功をおさめるための普遍的な学問が確かに存在する 「帝王學」とはそのようなもの
「帝王學」と聞くと、国の皇帝になるようなリーダーが叩きこまれる学問だと思われる
『成功者はなぜ帝王學を学ぶのか?』は、「帝王學」こそ「學問中の學問」とした上で、最高峰である王様の學問と述べている
具体的にどのようなことを学ぶ学問なのか?
まずは「成功するための姿勢」成功するためには何が必要か? リーダーの役割は一体何なのか? もしくはもっと枠を広げて国家とは一体何だろう? そして、5年後にどのようなビジネスが成長していると思うか? そのときにあなたは誰をライバルとしているのか? パソコンやスマホの普及で私たちは何を失ったと思うか? 答えにくいものもある質問だが、これらは実際本書の中で設問として登場しており、書き込みながら本を読み進めていくようになっている
もちろん答えが用意されているものもあれば、用意されていないものもある。「パソコンやスマホの普及で私たちは何を失ったと思うか?」という設問もある
若い世代ならば、パソコンやスマホがない生活を知らない人もいるだろう。もし知らない場合は実際に3日ほどパソコンやスマホを使わずに暮らしてみることで、体験を通して答えを出していく
「今が良ければそれでいい」から抜け出し、未来についてじっくり考えることで、少しずつ未来志向の視点を身につけていく。これが「帝王學」の始まりともいえる
現状を分析するための設問、成功者の思考を身につけるための設問、そしてこの世界の歴史と人々の信仰に関する設問と、ページが進むにつれてより考えることが高度になっている
なぜ「景気」は経済用語なのに「景金」ではないのか? という問いでは、かの名経営学者ピーター・F・ドラッカーが来日した際の案内役との会話からその答えを解き明かし、私たち日本人の根底にある「氣(人の気持ち)」の重要性について説明している
未来のことも、過去のことも、私たち自身のことも、考えなくても生きていける
それを考え抜かなければ、自分にとっての幸せや成功に気付くことはできないし、成長することもできない
冒頭の「普遍的な成功」のかたちというのは、その時代のリーダーが思い描いた未来
そう考えれば確かに「帝王學」は選ばれた者のみしか身につけることのできない「學問」
特にこれからの日本を担う若い世代には、時代のリーダーになれるチャンス
年齢は関係ないが、なるべく若い段階で読むと良い本だと思える
リーダーになりたい人、引っ張っていきたい人におすすめの本
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