僕らはそれに抵抗できない-依存症ビジネスのつくられかた

どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「僕らはそれに抵抗できない-依存症ビジネスのつくられかた」です

2019年7月19日発行 著者アダム・オルターさん 訳上原由美子さん

【本の内容】

スマホ、インスタ、ゲームから、ネットドラマやメールチェックまで

薬物などの物質以外にまで広がった「新時代の依存症」を、心の仕組みと、私たちをのめり込ませる「依存症ビジネス」の仕掛けの両面から読み解き、その対処法を指南する

ダニエル・ピンクをはじめ、世界中が絶賛(+警告)した話題の書、ついに上陸
【Google Books引用】

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』は、デジタル社会で依存を生み出す「依存症ビジネス」の仕掛けと、私たち「ユーザーの心理」を両面から読み解いた一冊

著者のアダム・オルターさんは、行動経済学、マーケティング、判断と意思決定の心理学の専門家でニューヨーク大学で准教授を務めている

私たちユーザを依存に陥れる6つのテクニックと、依存症に立ち向かうためのヒントがまとめられている

これまで依存症といえば、タバコ、アルコール、ドラッグなど物質への依存がほとんど

近年では、スマホを頻繁に覗く、ドラマをイッキ見するなど、行動へ依存する人が増えてきている

物質依存から、行動依存(行動嗜癖こうどうしへき)への変化

現代人を蝕むこの新しい依存症の背後には、依存症になるようにデザインされたテクノロジーの存在がある

スマホゲームやSNSなどに依存してしまうのは、必ずしもあなたの意志が弱いという訳ではない
依存するように仕掛けられた罠があるからともいえる

その罠の特徴を理解した上でテクノロジーを利用すること

依存の罠にハマりにくくなり、最善の判断がしやすくなる

ゲーム依存についても詳しくまとめられている一冊なので、子どもとゲームの付き合い方で悩んでいる保護者の方にもおすすめ

ユーザ―が依存するように仕向けるのに使うテクニックが次の6つ

➊ 魅力的な目標
❷ 不確実性フィードバック
➌ 進歩の実感
➍ 難易度のエスカレート
❺ クリフハンガー
➏ 社会的相互作用

 

新しい依存に立ち向かうための対策法

➊ 早期予防‥悪い習慣を断ち切るのは難しいため、依存症にならないように「予防」することが大切。特に、前頭前野が未発達の子どもたちは大人より依存症になりやすいため、大人がテクノロジーの健全な利用方法を教えてあげることが必要

❷ 行動アーキテクチャで依存から立ち直る‥意志の力だけで依存症を克服するのはほぼ不可能
環境を作り込み、自らの行動が自然に依存症から離れるようにデザインすることが鍵となりる

➌ ゲーム性を利用した依存症対策テクニック「ゲーミフィケーション」‥依存のメカニズムを逆手にとって、「自分がやるべきこと」など、目的達成のために活用することが可能

どんな人でも状況さえそろえば、依存症になり得る状況下にある

その罠の仕組みを理解しておくことで、罠にハマらないように対策したり、手遅れになる前に手を打つこと

ビジネスをふかめたい人オススメ

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