どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「今すぐ本業を捨てなさい: アフターコロナを生き抜く「多面体経営」」です
2021年9月9日発行 著者 市川裕さん
経営の柱が一本というリスクがあります。会社を死に至らしめかねないリスクです。100年続く老舗旅館が閉館し、江戸時代から操業している漬物店が閉店しているという現実。一つの市場にこだわり、その業種を長く続けることの危うさが今、如実になっています。 (Google Books引用)
コロナ不況を乗り越えられるビジネスモデルとは?
長引くコロナ禍の影響から多くの起業が倒産し、失業者の数は約9万人を越えている
企業倒産の背景はコロナの影響のほかにも、急激な時代の変化に対応しきれない事情もある
『今すぐ本業を捨てなさい: アフターコロナを生き抜く「多面体経営」』は、経営者に向けて、コロナ禍でも業績を伸ばせるビジネスモデルの例を紹介し、経営そのものを180度見直すための本
サイコロのイメージとしての多面体経営
著者の市川裕さんは、会社は多くの事業を手がけている
その内容はホスティングサーバー事業を皮切りに、ダーツ事業、スマートエネルギー事業、EV充電器事業、クラフトビール販売製造事業、リゾートホテル事業、コンテナ栽培投資、セルフオーダーシステム、リフォーム事業、カフェ事業、不動産事業など多岐に渡ります。これらの多面体経営はサイコロをイメージさせる
もちろんすべての事業が黒字を出しているわけではなき
多角的に経営がなされていから、事業の赤字を別事業の黒字で埋めることが可能となる
著者てまある市川裕さんは、新規参入は会社が潰れない程度にいろんな市場でチャレンジすべきだと主張
失敗しないように入念に準備を行うのではなく、失敗を前提として「まずはやってみよう」の精神こと重要
例えば、EV事業は2014年に関連する充電器の設置工事事業から始め、2018年には自ら充電器を開発し、2021年中に発売する準備を進めています。「先にモノを作らず売れてから作る」流れを取り、リスクを分散す?
多面的経営を始めるためのポイントを紹介
それでは、多面的経営を始めるにあたり、何から始めれば良いのでしょうか?
・お客様が気にされている部分を解消するような独自のサービスを作る(お客様から自社の強みを教えてもらうことも重要)
・新規事業は「市場と技術」の掛け合わせから派生させる(どんな商品やサービスを扱うかではなく、市場の選定が先)
・アイデアから入っていくと現実的なところからずれてしまいがち
・流行り廃りがある市場は選ばない
・本業を転換する勇気も必要(一つの事業に頼っていること自体がリスク)
さらに、本書では成長する市場を見つける(ホップ)、参入後の青写真を描く(ステップ)オリジナリティで差別化(ジャンプ)といった段階ごとの鉄則も紹介されている
世界から学んだ著者の市川裕はんが、教える経営術の極意
著者の市川裕さんが代表取締役社長を務めるテンフィールズファクトリー株式会社は、日本国内では北海道から広島、海外ではフィリピンやインドネシアなどに支店を持っている
多くの事業を抱える多面的な経営術は経済成長が著しく、圧倒的なスピード感を持つ中国企業から学ぶことも多くあった
日本国内の古い慣習に留まらず海外に目を向けることで事業を大きくしていく
こうした柔軟な視点には学ぶべきことが多い
一本でいこうと思ってるガチガチの人や
柔軟性を持ちたい人におすすめ
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