どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「人は聞き方が9割: 1分で心をひらき、100%好かれる聞き方のコツ」です
2021年12月22日発行 著者 永松茂久さん
「聞き上手」がうまくいく!――「聞くのが苦手」「人の話を聞く時間が苦痛だ」という人は多いものです。 でも、ちょっぴり「聞き方のコツ」を押さえるだけで、聞くのが楽しくなり、コミュニケーションがうまくいくようになり、まわりから好かれるようになります。 .
(Google Books引用)
なぜ「聞く人」はうまくいくのか?
聞き上手は貴重な存在
あなたは「いつも話をちゃんと聞いてくれない」と言われたことはないだろうか?
このとき自分と相手の間には、「聞くこと」の解釈に違いが生じている
「聞いてるよ」と答える人の多くは、「言葉」を聞いており、内容はしっかりと把握しているはず
「話を聞いてほしい」と言う人の多くは、その話の奥にある「感情」を聞いてほしいと思っている
多くのコミュニケーショントラブルは、このすれ違いが原因
ここで、あなたの周りの「聞き上手な人」を思い浮かべてみてほしい
どうだろう? 「あの人は話し上手だ」という人はすぐに思い浮かんでも、「聞き上手な人」はなかなか思い当たらないのではないだろうか。聞き上手は、それくらい貴重な存在
誰もが「安心させてくれる人」を求めている
2020年初頭に始まった新型コロナウイルスの流行
社会や生活に大きな不安を与えた
その不安をいまだ多くの人が抱えている途中
そんな今だから人が求めているのは、不安の逆にある「安心感」
安心感は、興奮や喜び、幸福、達成感など、すべてのプラスの感情の基礎になる
心理学者であるマズローの欲求5段階説を見ても、それは明らか
著者の永松茂久さんは2019年に発刊された『人は話し方が9割』で、人間の3大心理として「人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である」「本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している」「人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる」と述べた
また脳科学的な研究から、人は話すことによって心理的な快感を得ていることがわかっている
つまり人はみな、「話すことによって快感を得たい」と感じると同時に、「誰かに自分の話に共感してもらって安心したい」とも感じている
聞く力を磨くことのメリット
「人は聞き方が9割: 1分で心をひらき、100%好かれる聞き方のコツ」では、聞く力を磨くことの7つのメリットが紹介されている
1つ目は、語彙力が少なくてすむこと
話すには多くの語彙が必要である一方、聞く際に必要な単語はせいぜい100個ほどである
2つ目は、インプットが増えること
相手の話によって、耳からインプットできる
3つ目は、人の感情が読めるようになること
聞くことは、相手の言葉の奥にある感情を読む訓練となる
4つ目は、相手を不快にさせるリスクが減ること
話を聞けば、相手の情報が集まり、リスクを回避できる
5つ目は、自分の盲点が見えてくること
自分にない経験や自分の知らないことについて教えてもらえて、あなたの人生の幅が広がっていく
6つ目は、沈黙をおそれなくてすむことだ
沈黙が訪れても、聞く側が焦る必要はない
7つ目は、周囲からの評価が上がることだ
どっしりと話を聞いているだけで器が大きく見え、ゆとりある印象を持ってもらえる
魔法の傾聴
魔法の傾聴のポイントは、「表情」「うなずき」「姿勢」「笑い」「感賛」の5つです。
この5つのポイントをおさえることで相手は「魔法にかかったように」あなたを好きになる
1.表情
一番重要なのが笑顔です
最強のコミュニケーションスキルとして紹介されている
とくに初対面の相手には「笑顔の先出し」が効果的
相手より先に笑顔をみせることを心がけましょう
「目」もポイントです。
コロナ禍でマスクをすることが多い現在では特に重要。
目で表情をつくるコツ
相手の話をしっかり聞く時は眉間に力を入れると表情が引き締まる
笑顔をつくるときは眉間を大きく開くイメージ
驚いたときは、眉間を眉毛ごと大きく額に近づけることを意識する。目がハッと開くようになる
2.うなずき
上手なうなずきも、話し手に安心感を与える
うなずきのポイントは「強弱を使い分けること」
弱…ふだん聞くとき
中…相手が感情を込めたとき
強…自分自分も大きく納得、共感したとき
うなずきにリズムをつけることで会話もスムーズに進められる
3.姿勢
よく傾聴では「全身で聴け」と言われます。
姿勢のポイントは、
前傾姿勢で聞く
相手にへそを向けて聞く
たとえちゃんと聞いていたとしても、姿勢が相手の方を向いていなければ相手を不安にさせてしまう
相手に姿勢を向けることで「相手の話をちゃんと聞いている」というメッセージを送ることができる
4.笑い
笑わせようとする必要はない
ポイントは、「いかに相手の話に笑うか」
こちらが「いかに笑わせるか」ではない
どうすればいいか。一緒に笑えばいい
笑うことにハードルの高さをかじる人もいるかもしれない
その場合は、口角を上げながら話を聞くと笑いも出やすくなる
5.感 賛
「感 賛」とは、感嘆+称賛からなる著者の造語
リアクションの5割は、この「感 賛」で決まると紹介されています。
感嘆…「わあ」「へえー」「ほー」「おー」「キャー」などの驚きの表現
称賛…「すごい」「素敵」「いいね」「さすが」などのほめの表現
感 賛は、「驚き+ほめ」をセットにして使います。
「わあ、すごい!」「おー、いいね!」のようにです。
ポイントは、オーバーリアクション+笑顔
どんな内容であっても、話をしている本人は、自分の話は面白いと思っているもの
少しオーバーなリアクションでちょうどいい
この5つのツボを押さえれば、相手は「あなたに聞いてもらってよかった」と思ってくれる
コミニュケーションが下手だなと思う人はオススメ
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