どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「マイノリティデザイン」です
2021年3月3日 著者 澤田 智洋 さん
著者 澤田 智洋 さん
1981年生まれ。コピーライター
世界ゆるスポーツ協会代表理事
誰もが楽しめる新しいスポーツを開発する「世界ゆるスポーツ協会」を設立
一般社団法人障害攻略課理事
【本のあらすじ】
誰でも、「苦手」なことや「弱さ」、「マイノリティ性」を持っているもの
「マイノリティデザイン」は、たったひとりの「弱さ」を起点にして、世界をより良くしようとする考え方
大規模なマーケティングは「マイノリティ」を対象にしないことが大半である
マイノリティデザインの考え方は非効率的に思えるかもしれない
しかし、ある人のマイノリティに寄り添ってデザインされたものは、その周辺にいるほかの人にとっても役立つものになる
本書で紹介されている、「あるひとりの人の障害を起点につくられた服」は、障害のあるなしにかかわらず、「かっこいいから」「機能性が高いから」と、さまざまな人に購入されている
また、運動音痴である著者は自らを「スポーツ弱者」と呼び、自分のマイノリティ性から出発して、誰でも楽しめる「ゆるスポーツ」をつくった
これは、結果的に運動が苦手な多くの人を巻き込みながら、障害者と健常者が対等に勝負できるプラットフォームになっている。 自分のあるがままを認めて、「弱さ」を克服せずに社会の側を変えてしまう
そんな「マイノリティデザイン」は、働くことや生きることの意味を改めて考える
多種多様な「マイノリティ」に合わせて変わった先の社会は、多くの人にとって息の吸いやすい世界になっているのではないか。そんな希望に溢れる一冊
「PPPPP」で持続可能な生態系をつくる
広告ではこれまでスピードやスケールが重視されてきた
しかし、「マイノリティデザイン」では持続可能なアイデアに注目し、「生態系」づくりを重視する
そのためのフレームワークが「PPPPP(ピンチ、フィロソフィー、プラットフォーム、ピクチャー、プロトタイプ)」
著者はコピーライターという一見華やかなに見える世界で働いてきた
実子に障害がみつかり、そこから人生や考え方が変わる
実子に障害がみつかり、そこから人生や考え方が変わる
人が考え方を大きく変えるには、自分の芯が揺さぶられる出来事が無ければ変わらないかもしれない
とても読みやすく、心が温かくなり、何かをはじめたくなる本でした
是非手に取ってお読みください
是非手に取ってお読みください
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