ゼロからつくるビジネスモデル

どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「ゼロからつくるビジネスモデル」です
2019年12月12日発行 著作 井上達彦さん

アイディア創出から、ビジネスモデル構築、事業の循環まで―日本におけるビジネスモデル研究の第一人者が“実務の最前線で活用されている方法”“海外のイノベーション教育プログラム”“学術の先端領域”を数多くの事例とともに一冊に凝縮。
(Google Books)

ビジネスモデルの基本
アイディア発想は技術

アイディア発想は技術であり、訓練を積めば、かなりの程度習得することができるようになる

イノベーションとは

「有りものと有りものを新しい形で結びつける」こと

「経済活動の中で生産手段・資源・労働力などをそれまでと異なる方法で結合」すること(ジョゼフ・シュンペーター)

無から有を想像するということではない
すでに世の中にあるものでよい

イノベーションについて

何か世の中にないものをババーンと生み出すことであって、それができる人がイノベーターだと
そうではなくて今有るものと有るものを新しい形で結びつけることで良いと考える

起業や新サービスを考えたいと思っている人にとってはかなり気が楽になる
5つの新結合の種類

1.新しい製品・サービスの開発
2.新しい生産方法の開発
3.新しい市場の開拓
4、原料あるいは半製品の新しい供給源の獲得

5、新しい組織の実現

新結合に社会的な価値があることがイノベーションの条件

3つのイノベーション

製品、プロセス、ビジネスモデル

製品イノベーション

製品そのものの新規性に関わるイノベーション
新しい技術を活用したり、素材や部品を工夫したりすることで、従来にはない画期的な製品を作ること

プロセス・イノベーション

開発、生産、物流などにかかわるもの。「流れ作業生産方式」や「かんばん方式」などが有名

ビジネスモデル・イノベーション

顧客に価値を届ける仕組みにかかわるイノベーション

個々の要素にとどまることなく、いくつかの要素が連動して引き起こされる革新のこと

分析から発想への「飛躍」

良い模倣と悪い模倣

良い模倣:社会に迷惑をかけない創造的な模倣

悪い模倣:法律に抵触するような模倣

模倣はイノベーションへの道筋の途中にある

守破離の如く師から徹底的に倣う

模倣のニュアンス

「移転する」というより自分のこととして向き合っている

「参考にする」というよりも真剣である

「拝借する」というよりも、自分のものにしようという意思を感じる

「アナロジーする」というよりりあるで、実行を伴う

ヤヌスコーン

過去と未来の双方に目を向け、過去に起こった出来事から将来起こりうる出来事を予測しようとするもの
ヤヌスコーンの特徴

過去のトレンドから未来を予測する
定性的なフレームワークである
印象に残った出来事を記入しながら未来を予測していく
簡便さを武器にしている

発想をカタチにして検証
「分析・発想・試作・検証」のサイクル

分析:アイディア発想に先立ち、調査して分析する。大きな問題については細かく砕いて整理する

発想:「分析」によって事実を整理できれば、何が大切か明らかになる。整理した事実をもとに創造的に「飛躍」させて発送する

良い意味での「論理の飛躍」が必要

 

「発想」によって「考え」がひらめいたら、それを形にしていく

検証:「試作」をつくり、市場に受け入れられるかを実際に確かめる

これらのサイクルの考え方は、システム開発におけるアジャイル開発やリーン・スタートアップといった思想とも親和性が高い認識です。この「分析・発想・試作・検証」のサイクルを確実に実現・実装できるようにうまれたものがこれらの思想であり、ICT業界においても主流になりつつある考え方であると理解していく

ビジネスモデルの発展的学習

好循環を作る

次代を担うビジネスを生み出した起業家たちは、大なり小なり好循環の仕組みをイメージ出来ている

システムシンキングの画期的な点

矢印で結ばれる箱の部分が「数値で表されるもの」でなければならない

原因と結果という直線的な関係ではなく、循環的な因果関係でループさせる

オズボーンのチェックリスト

代表的な作品、理論、ビジネスがどのような発想から生まれたのかを特定する

そもそビジネスモデルとは何なのか、どういった方法でビジネスモデルを考えていくことのできる一冊

「ゼロからつくるビジネスモデル」オススメの人は経営を専門に勉強をされている方向やビジネスモデルのイロハを学びたいビジネスマンにオススメ

コメント

タイトルとURLをコピーしました