もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」です

2009年12月4日発行 著者岩崎夏海さん

【本の内容】
野球部の敏腕マネージャーのみなみちゃんが、ドラッカーの『マネジメント』を読んで仲間達と甲子園を目指す青春小説です

ドラッカーはマネジメントの最初の仕事は「組織の定義付け」であること
組織を定義付けするために必要なものは顧客経営を始めるには顧客を満足させることを考える

みなみは野球部も組織ということに気が付き、定義付けをするにあたり「顧客は誰か」ということで悩む

顧客は誰か考えていると、応援してくれる親や観客だと考える

これは顧客の一部でしかない
野球部が活動をするにあたり保護者の支援なども必要
それ以上に必要なのは野球を行う野球部員達

野球部員はただの従業員だと考えではダメでそもそも活動する人間がいなければ組織は成り立たない
野球部員達は従業員であり顧客である

顧客が求めるものとは

顧客が保護者、高校野球ファン、野球部員たちと定義付けできたみなみは次に、これらの顧客が求めるものは何であるのかを考える

みなみは顧客が求めるものは、高校野球とは切り離すことができない「感動」が定義付だと気付く

確かに、毎年高校球児が甲子園などで野球をしていると多くの感動が生まる

顧客が求めるものを定義付けできたことで野球部の事業は、顧客に感動を与えることだと方針、実践していく

マーケティングとは

野球部の目指すべき姿が決まったところでみなみはマーケティングを開始

マーケティングをし始めるとある問題が発生していく
部員が求める「感動」は一人ひとり違うということ

そこでみなみは部員一人一人と面談を行うことで部員が野球部に求めていることを正確に分析を行う

面接の結果、自分の実力を試すために野球をしている部員、子どもから野球をしているからなんとなく続けているだけの部員がいるなど部員によって色々な目的があること理解することができたみなみ

顧客一人一人が何を求めているのかを知るのがマーケティングの基本

仕事には働きがいが必要

部員たちを分析し、理解したみなみは、生産性を向上させるために各部員に働きがいを与える

働きがいを与えるには、責任を持たせる必要

①生産的な仕事
②フィードバック情報
③継続学習
このの3つの要素が不可欠

①生産的な仕事として新練習方法を提案して部員の士気を向上させる

②フィードバック情報では、部員たちにランニングのタイムをメモさせたりして自己管理を行わせ?

③継続学習では、①と②を続けさせることで効果を実感させる

成果こそすべての活動の目的である

仕事を行う上で過程も重要ですが、結局は成果がでないことには意味がない
成果よりも努力を重視してしまうと、従業員は仕事のための仕事をしてしまうことになりえる

そのため組織は成果のために働くことが重要

みなみたち野球部も今まで努力を続けてきましたが、結局は大会に勝たなければ成果を出したとは言えない

仕事とは、人と人との相互作用
一足す一が2になるのが普通でそれ以下になることは経済的損失で、経営者は二乗になるように持っていくことが仕事

従業員だけの目線だけでもお客様の目線だけでも経営は成り立たない三方よし、4方よしを実現させていく

経営がうまく行ってない方、これから組織を引っ張っていく方にオススメ

 

;

コメント

タイトルとURLをコピーしました