なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術

どうも管理人の963Kumaです
今回のテーマは、「なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術 」です
2021年4月16日発行 著者佐々木弘明さん、土屋裕介さん、徳岡晃一郎さん

【本の内容】

「学べば学ぶほど知らないことが見えてくる」
野中郁次郎(一橋大学名誉教授) 社会起業、僧侶、教員、顧問、NPO、農業
「普通の会社員」から30代、40代、50代、それぞれの節目でキャリアチェンジに踏み出し、「自分らしく輝く転身」に成功した人のストーリーと金言の数々
(Google Books引用)

学び続けられる人と学び続けられない人
世の中には2種類の人間が存在する

ライフシフトの先達たちから届いた、しなやかにキャリアを築くためのヒント集

定年が近いと感じている人、人生の折り返し地点が自分なりに見えてきた人など、職場で中堅以上になってきて、次のキャリアチェンジを悩みつつ、踏み出せない人に向けたライフシフトの実践的指南書

起業、社会起業や資格取得、顧問への就任などしなやかにライフシフト=キャリアチェンジを果たした人たちや、野中郁次郎、金井壽宏、石山恒貴ほか、著名学者へのインタビューもまじえ、大人になって学び続けられることの大切さを説き、学ぶことで変化への対応力を磨いた人ほど、人生の満足度も高まっていることを明らかにする

40代~50代が人生転換の好機

人生100年時代の前提をもとに、80歳まで働くことを踏まえるなら、人生プランの再設計をする必要がある

多くの一般的な会社員であればには40代を迎えるころに、給料明細には「介護保険料」の項目が増え、よりいっそう「老後」を意識することになっていく

会社組織においても、40~50代ともなると先のキャリアもなんとなく見えてきて、なかには頭打ちを実感する

残りの会社員人生を自分を多勢に埋もらせ、会社にしがみつくか?
自分独自の新たな価値を生みだす人生とするか?

どちらがいいか悪いかということではなく、転職や起業のみが選択肢ということでもない

「なぜ、学ぶ習慣のある人は強いのか? 未来を広げるライフシフト実践術」は会社員としてオリジナルな価値を生む人材として生きる道もあるのではないかという観点から、今後のそれぞれの自分自身のありかたを模索
する機会となる

学びの癖を持つ
学ぶための謙虚さの習慣を持つことで、新しいものへの意欲と好奇心がかき立てられ、時代に促した生き方へとシフトできる

シニア世代ともなれば、長年の蓄積
された言語化するのが難しい経験や勘
にもとづく知識などで頼られる存在となる「レジェンド=生き字引」としての役割も出来る

豊富な経験を活かし後進に対しての「メンター」や講師としての役割や、長年培ってきた知恵やスキル、人脈を活用して「コネクター=縁結び屋」として活躍する道もある

知識や経験があっても受け取り手の支持を受けなければ伝えることも伝えられない

近年では豊かさの基準自体が変わっていて、若者世代とシニア世代間ではその価値観にも大きなギャップが生まれてきている

その現実をしっかりと把握常識や先入観を現代の社会にあわせてアップデートをするための学びの姿勢をいくつになっても持ち続ける癖をつけていくことが大切で

学びの目的を明確にする
会社組織においても、40~50代ともなると組織の中での先のキャリアもなんとなく見えてきて、仕事の熱量が低下する傾向にも見舞われる

それはやはり人生100年時代において、現役を退いたあとや、老後の生き方がより現実的な課題となってくる

現役後の具体的な生き方の選択肢として

レジェンド・シニアとして、豊富な経験をもとに老若男女すべてのメンターとして活躍が出来る

シニア・コネクターとして、幅広い知識や人脈を活用して様々な相手に楽しさを教える。
シニア・イノベーターとして、時間や環境に縛られず開発や研究に取り組む

共通するのは、5年後、10年後自分はどうなり、どう生きていきたいのかをより具体的に掘り下げイメージしておくこと

イメージした先には、どうすればそこへたどり着けるのかを考えることで、さらに今すべき行動が見えてくる

今の仕事のなかで5年10年後を見据えてできることもあるし、副業として2足のワラジを履いたり、必要ならば転職という選択肢も現実味を帯びてくる

未来のために学び続ける
昭和から平成時代のスタンダードであった働き方やものの考え方は一変し、時流のスピードも加速している

「あのころはこうだった」「俺たちの時代は良かった」などと、懐古主義にひたっている場合でなく、次世代をつなぐ若い世代の共感を自分の経験から得ること

IT慣れた次世代と感情表現豊かなシニア世代とでお互いに強みを共有しあえる環境こそが生成発展ある社会となる

幾多の時代経過と経験豊富なシニア世代こそ、常に「学ぶ習慣」を身に付けることで、自らの役割を見出すことができ、「100年時代」といわれるこの時代をより豊かにして生きていくことができる

時代は移り変わり、コロナショックを経て働き方は様変わりし、その価値観も変化しいく

変化の激しい現代社会であるからこそ、学び続けるということは決して特別なことではなく必須

本書の「学び」とは、資格取得やいわゆる試験の評価をとるための勉強のことではなく、自らの人生に対して受け身ではなく、積極的であれとの姿勢が問われている

IT化が進み、デジタル社会となった現代においても、全ては人がつくり出しているものである限り、その根底にはコミュニケーション活動が切っても切れないものとして存在します

人間が人間である限り、相手の言おうとすることや思いを理解して寄り添そい共感する能力を磨くことが大切だ

LINEやメールなど活字のコミュニケーションは気軽でスピーディーですし、何よりもお互いの都合や貴重な時間を妨げることもないので便利ですが、微妙な感情表現が伝わりにくいといったデメリットもある

「学び」の基本は「出会い」
それは人や仕事の依頼である場合もあるし、目の前に現れた何らかのきっかけが人生を変えていく「出会い」になる

目の前に現れた「出会い」を好機として受け入れられるかどうかは、謙虚さと好奇心を絶やさず、常に「学び」の姿勢でいられるかどうかがカギとななる

大人の「学び」とは苦労ではなく、子供のように目をキラキラしながら楽しくワクワクするものとしてあるべき
自然に呼吸するかのように学べるようにありたい

人生の折り返しを感じる世代の方々、これまでの生き方の棚卸しをしたい人、未来に向けての人生のプランニングを見なおすきっかけにしたい人にオススメ

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